一緒だからね ページ13
陰性確認後から2日。ついにAちゃんの腰椎検査の日が来た。まだ4歳で…この前まで高熱あった子に辛い検査なんて…俺たちも辛いけど…診断を確定するために必要な事だから…と。朝から俺達はバタバタ。
準備が整い、本当ならストレッチャーの方がいいんだけど…抱っこして検査室に向かう。
検査室に入れば無機質な部屋にベットと診療器具しか無く不安になったのか、強くぎゅーっとして泣きついてきた。
佐久間「ごめんね？この検査だけ頑張ろうね」
そう言って俺はベットに横向きに寝かせる。
目黒「Aちゃんごめんね、お尻のお薬はしないから少しだけオムツ取るよー」
優しく声をかけ目黒はオムツを取る。
岩本「ごめんなー、消毒するから背中冷たいぞ…痛くないからなぁ」
安心できる様に声掛けをして消毒。
宮舘「ちょーっとだけ、背中くりくりするよー」
穿刺部位を手で確認して検査しやすい様にもう少し膝を曲げさせる。
渡辺「ちょっとだけチックンな。それが終わったら嫌な感じするけど大丈夫だからな」
その声で全員固定を強め、検査前の麻酔。
小さくて細い背中に慎重に麻酔をしていく。
ビクッとなり、ボロボロと涙を流すも固定で動けずにただただ泣き続ける。
向井「偉いな。めっちゃ頑張れてるで。もうちょいやから嫌やけどお尻動かさんといてな？痛いな、ごめんなぁ」
そう言いながらさらに強い力で固定をする。
しばらくして「これ痛い？」と聞く渡辺に首を横に振るAちゃん。よかった…麻酔が効いてるみたいで
渡辺「ん、教えてくれてありがとう。検査するなぁ。5分くらい動かないで頑張るよ」
そう言って腰椎検査を進める。
大人しくしていてくれたおかげで、顔を顰めたり泣いたりすることはあったけど無事に検査を終えることができた。
阿部「頑張ったよー。偉かったねぇ。よし、止血だけするからねぇ、そのままゴローンってしてるよー」
痛がらない程度に止血をして、ガーゼで止める。
検査後はベット安静だから横向きのまま寝かせ時間を測る。
ー3時間後ー
よし、そろそろいいかな…
佐久間「お部屋行って、お布団にゴローンってしてようか。痛いこと終わったからもう大丈夫だからねぇ」
ラウール「頑張ってくれてありがとうー」
そう声をかけながらAちゃんを病室に連れていく。
検査で疲れたのだろうか。Aちゃんは病室に着く前に涙の跡を残して眠りについた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 478人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Da cchi(プロフ) - ふっか大好きさん» こんにちわ。お待たせして申し訳ありませんでした。嬉しかったと言って頂き幸せです。今後とも楽しんでいただければと思ってます。この度は、リクエスト。本当にありがとうございました。いつでもリクエストお待ちしております。 (5月11日 14時) (
レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
ふっか大好き - こんにちわ。リクエストに応えて頂きありがとうございました。思った以上の出来で、とても嬉しかったです。有難うございました。 (5月11日 14時) (レス) id: f487b5558c (このIDを非表示/違反報告)
Da cchi(プロフ) - ふっか大好きさん» こんばんわ。詳しく言って頂き、ありがとうございます。構成をねってから投稿致しますので少しの間お待ちいただけますでしょうか？もちろん、喜んで書かせて頂きます (5月7日 19時) (レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
ふっか大好き - すみません。続きです。寝る頃には40℃近くまであがり、深澤先生の指示で点滴に解熱薬を入れて下げる指示を受けます。夜中になっても下がらず、深澤先生が主が嫌がる座薬を入れて、朝方から徐々に熱が下がってくる。と言うのでお願いします。駄目でしたら言って下さい (5月7日 18時) (レス) id: f487b5558c (このIDを非表示/違反報告)
ふっか大好き - こんばんわ。お昼寝後の病棟回診で、主が微熱であることに気づいた、日勤の佐久間君が渡辺先生に連絡。渡辺先生からの治療指示を受けて動き、夜勤の阿部ちゃんと深澤先生に引継ぎ、夕食辺りから、徐々に熱が上がっていきます。 (5月7日 18時) (レス) id: f487b5558c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Da cchi | 作成日時：2024年2月3日 18時
